エンジニアとしてルール作りに挑戦できる喜び

私は大学卒業後からシステムエンジニアとして13年間、2つの会社で働いてきました。3社目のアンビシャスには2019年9月に入社しました。それまでは大手システム会社で、クライアント企業の社内業務システムの開発や構築を担当してきました。要望に沿ってその企業オリジナルのシステムを構築するので、運用後も点検や不具合に対応するなど長年伴走者のように寄り添いながら行う仕事です。クライアント企業には安心感を与えますが、一方で、システムに使う部品には自社のオリジナルを使い、たとえ高品質で十分に対応できる市販品があっても、それを活用しない文化でした。そのため余計に時間やコストがかかります。スピード感のない日々の業務の一方で、IT市場の進化は加速するばかり。
このままでは取り残されると強烈な危機感を持ちました。そこで社内勉強会を開催し、今のIT業界のダイナミックな動きと危機意識を共有しようと試みました。それを自社の体制の変化につなげようとしたのですが、状況は変わりませんでした。

アンビシャスへの転職の決め手は、面談時の「ルールは変えれば良い」という徳永社長の言葉です。業務の効率化のためのルールなのだから、さらに効率アップが見込めるなら適宜変えれば良いというトップの考え方に、会社の柔軟性を強く感じましたし、エンジニアとしてルールや仕組み作りに挑戦できると興奮しました。

システムのスペシャリストとして、社会を変える

長年クライアントのシステム開発に携わってきたので、自社のシステム構築は新鮮な感覚です。改善する案件に着手する際は、まず当社のデータを収集し、数値を試算します。
事業に関する数字に直接影響を与えて会社に貢献することができるので、自ら施策の効果や結果を確認できることも事業会社にいるメリットですし、前職以上に主体性を持てる要因となっています。さらにスピード感も味わえています。以前の勤め先では、クライアントといえども他社の資産であるデータを扱う時は煩雑な手続きが必要で、プロジェクト前の試算だけでもかなり時間がかかったからです。現在はこれまでの経験を活かし、自社に貢献するためのシステム構築を楽しんでいます。

これからはセキュリティを強化しながらリモートワークの整備を進め、社員の働きやすい環境作りを行います。実現すれば、たとえばカスタマー課の社員が、お客さまからの電話を自宅で受けられます。子どもの発熱で出勤できない場合も自宅で仕事ができ、また私のようにフルタイムで働く妻と3人の子どもがいる家庭の男性も、フレキシブルな働き方が可能です。さらに2019年9月にスタートした「収納ピット」のWEB契約の利用を促進させます。WEBサイトから24時間受付ですぐ利用できるので、年度末などの急な引っ越しで業社が手配できない場合も、一時的に荷物を預けることができお客さまにご安心いただけます。利便性の高いシステムを構築することで、お困りの方のニーズに応え、社会貢献できるようなサービスを提供します。

自分の信じた正義をまっとうする

アンビシャスの理念に基づいた考え方や哲学の話には、大いに共感しています。私は大学を卒業する時、売り上げや利益を生み出す企業に対しITの側面から貢献したいと希望を抱いて、システムエンジニアになりました。しかし当時の勤め先では、クライアント企業よりも自社の利益や都合を優先したシステムを提案するなど釈然としない時もありました。そのたびに、これがクライアント企業への貢献といえるのか、自分たちの利益を優先する仕事は正義といえるのかと、自問自答してきました。だからこそアンビシャスの企業理念にある「志高い人格者」という言葉に、心を動かされたのです。ここであれば私の望んでいた会社への貢献、そして信じる正義の道を歩めると確信しています。これからさらに哲学や考え方への理解を深め、徳永社長や清水さんと同じ視座で世の中を見られるレベルまで自分を高めていきます。