人生で初めて味わった、「目標未達成」という挫折

人生で初めて味わった、「目標未達成」という挫折

前回は、関門海退任後の充電期間と、Team Energyの創業者との出会いについてお話ししました。

今回は、Team Energyで経験した人生初の挫折と、そこで得た「人を信じて待つ」という大きな学びについてお話しします。

Team Energyでのチャレンジと大きな学び

Team Energyグループには、最初は顧問として関わり、やがてTeam Energy株式会社の社長に就任しました。

最終的にはグループ全体のCOOの立場で、十数社におよぶ子会社の社長たちの相談役を務めました。

Team Energyでの私のミッションは「各子会社の社長を一人前に育てながら、会社の目標達成に導くこと」だったのですが、私はここで人生初の挫折を味わいました。

「え?それまで一切挫折はなかったの?」と思われるかもしれませんね(笑)。

私は今まで、ネクストジャパンでも、関門海でも、どの環境でも、数々の困難を経験しながらも、掲げた目標はすべて達成してきました。

何が何でも食らいつき、結果を出してきました。

しかし、子会社の目標達成となるとそうはいきません。

「私が子会社に入り込み、社長の代わりに現場で動いて目標を達成する」というやり方は通用しないからです。

子会社のトップは、あくまでもその子会社の社長。

「答えを教えたい、自分がやった方が早い」という葛藤を抑え、本人が気づいて自分から動き出すまで「待つ」。すぐに結論を出さず、相手のペースを尊重しながら粘り強く見守る。

この忍耐こそが、それまでの自分に最も欠けていたものだと気づきました。

結局、私の理想のスピードで全員を成長させるミッションは達成できませんでした。
これほどまでに自分の実力不足を痛感したのは、正直初めてでした。

しかし、この経験を通じて私は「人を信じて待つこと」の重要性を学びました。


すべてが、アンビシャスに戻るための道だった

Team Energyの運営に携わっていた頃、私はアンビシャスの経営にも再び関わるようになりました。

そこから徐々に「二足のわらじを履くのではなく、アンビシャスに本腰を入れなければならない」と考えるようになり、最初の記事でお伝えした通り、20年ぶりにアンビシャスの現場に戻ってきました。

ネクストジャパンでの上場経験。
石垣島で本を読み漁った日々。
アンビシャスの創業と、後任の社長にバトンを渡す決断。
関門海での経営正常化。
Team Energyで学んだ忍耐。

どれ一つ欠けても、今の私はいません。

「これからのアンビシャスの成長のために、必要な経験を私が全て積むということが、まるで最初から決まっていたのではないか。未来の結果が先に決まっていて、そこに向かって現在の出来事が起こっているのではないか」

とさえ思います。

ただし、ここで勘違いしてはいけないことがあります。

「未来が決まっているなら、今は何もしなくていい」ということではありません。

これまでの経験を未来で活かせるかどうかは、今の取り組み方によって決まります。今、目の前にあることに一生懸命取り組むことが大前提です。

なぜなら、今、目の前のことに真剣に向き合うことが、「良い未来」をたぐり寄せる唯一の方法だからです。

 

ーーネクストジャパンから石垣島、アンビシャスの創業、関門海、そしてTeam Energyへ。振り返れば、遠回りに見えたすべての出来事が、一つの線として繋がっていました。

次回は、私が社員の皆さんにお伝えしたい、「アンビシャスは、社員一人ひとりが主役の舞台である」というテーマでお話しします。


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